ビタミンって種類が多くてよく分からない
どれも似たようなものじゃないの?
ビタミンは、私たちの体を健康に保つために欠かせない大切な栄養素です。たくさんの種類があり、それぞれ違う役割を持っています。
「目や肌の健康を保つもの」、「免疫力を強くするもの」など、私たちの体をサポートしてくれる存在です。
この記事では、次の内容についてできるだけ分かりやすくお伝えしていきます。
- ビタミンの種類
- それぞれの役割
- ビタミンを摂る方法
- ビタミンが不足すると体にどのような影響があるのか
もちろん、「食事でどのようにビタミンを摂るのが良いのか」についても詳しく解説していきます!
ビタミンを正しく理解すれば、毎日の健康を維持して、元気で過ごせるようになります。一緒に、健康を支えるビタミンについて学んでいきましょう!
野菜不足が気になる人は、ぜひこちらの記事もご覧ください↓
【一人暮らし向け】野菜不足は大丈夫?野菜ジュース飲むだけでは意味がない?
この記事の参考資料一覧
暮らしのお役にたつ健康情報
富士薬品より引用
栄養科だより ~しろやま健康教室Vol1.5~
医療法人春秋会 城山病院
ビタミンの種類と働き、食べ物からの効率的な摂り方
キッコーマン株式会社
【参考資料】食品の選び方
独立行政法人 環境再生保全機構
ビタミン剤の取りすぎはダメ!!
一般社団法人 大阪府病院薬剤師会
No.146 調理の工夫とビタミンの吸収
田中消化器クリニック
ビタミンって何?基本の働きを覚えよう
ビタミンという言葉を知っている人は多いですが、詳しい働きを理解している人は少ないです。
ここでは、ビタミンの基本的な働きを解説していきます。
ビタミンは体のサポート役!どんな働きをしているの?
正直ビタミンについてよく分かってないかも
なぜビタミンを摂ったほうがいいの?
ビタミンは、私達の健康に保つための大切な栄養素です。
- 毎日元気に動ける
- 風邪をひかずに過ごせる
- 肌をきれいに保つ
といった体の状態は、ビタミンが働いてくれるおかげです。
体の中では、ビタミンがさまざまな役割を果たしており、健康の維持に欠かせない存在になっています。
- 目や肌を守る
- 風邪をひかないようにする
- 食べたものをエネルギーに変える
- 傷をきれいにして、治してくれる
- 骨や歯を丈夫にしてくれる
誰もがビタミンに助けてもらっているよ
どの役割も、体にとって大切です。ビタミンのおかげで、私たちは日々元気に活動ができています。
ビタミンは体で作れない?だから食べ物が大切!
ビタミンは食事でしか摂れないの?
ビタミンは、残念ながら体の中ではほとんど作れません。
だからこそ、食事からビタミンを摂る意識が必要です。ビタミンは、果物や野菜・魚などにたくさん含まれています。
食事でビタミンを摂らないとどうなるの?
- 疲れやすくなる
- 風邪をひきやすくなる
- 肌や髪の調子が悪くなる
- 骨が弱くなる
- 怪我したときに血が止まりにくくなる
- 口内炎ができやすくなる
忙しい生活の中で、かたよった食事を続けてしまうと、ビタミンが不足しやすくなるため注意が必要です。
栄養バランスを意識して、毎日の食事でビタミンを意識してみましょう。
種類を分けて解説!ビタミン不足の影響とは
ビタミンの種類ってたくさんあって分からないわ
ビタミンは体に必要な栄養ですが、それぞれ役割が大きく違います。
ここでは種類別で解説し、それぞれのビタミン不足での影響についてお伝えしていきます。
- ビタミンA不足
目が乾く、肌が荒れる、免疫力が低下する - ビタミンB不足
疲れやすくなる、口内炎ができやすい、ストレスに弱くなる - ビタミンC不足
風邪をひきやすくなる、傷が治りにくい、肌が弱くなる - ビタミンD不足
骨が弱くなる、落ち込みやすくなる、免疫力が低下しやすくなる - ビタミンE不足
細胞の回復が遅くなる、筋力が低下する - ビタミンK不足
血が止まりにくくなる、骨が弱くなる
ビタミンによってこんなに違うんだね…
ビタミンは、全部で13種類あります。
さらにビタミンは、「水溶性ビタミン」と「脂溶性ビタミン」というグループでも分かれてもいます。ちょっと難しいですが、次章で詳しく解説していきます。
ビタミンの種類を覚えよう!それぞれの働きも解説
ビタミンには、大きく「水溶性ビタミン」と「脂溶性ビタミン」の2つの分け方があります。
できるだけ分かりやすく解説していきますので、一緒に勉強していきましょう。
脂溶性ビタミンってなに?4つの種類と役割
脂溶性ビタミンは「油に溶けるビタミン」です。体にたまりやすいので、摂りすぎに注意が必要です。
代表的なものは次の4つです。
- ビタミンA
目や肌を健康に保つ。
免疫力を高め、体を守る役割も持っています。 - ビタミンD
骨を丈夫にする。
カルシウムの吸収を助け、骨や歯の健康を守ります。
日光を浴びると、体内でも作られます。 - ビタミンE
体の中の老化を防ぐ。
抗酸化作用があり、細胞を守る役割を持っています。
血流を良くして、肌の健康維持にも役立ちます。 - ビタミンK
血を固めてケガを治す。
骨の健康にも関わりがあり、骨折を防ぐ効果も。
骨密度を高め、健康な骨を維持します。
脂溶性ビタミンは、油を含む食品と一緒に食べると吸収が良くなります。
水溶性ビタミンってなに?9つの種類と役割
水溶性ビタミンは「水に溶けるビタミン」です。
脂溶性ビタミンとは反対で、体にはたまりませんが、毎日こまめに摂る必要があります。
- ビタミンB1
疲れにくくする。
代謝をサポートしたり。神経の健康を守る役割も。 - ビタミンB2
肌や髪を健康にする。
成長に必要な栄養素で、肌や髪の健康維持に役立ちます。 - ビタミンB3(ナイアシン)
血行を良くし、体力を作るサポート。
脂質や糖質の代謝を助けてくれます。 - ビタミンB5(パントテン酸)
ストレスへの抵抗力を高め、体を元気に保つ。
ホルモンも作ってくれています。 - ビタミンB6
免疫力を高めたり、神経を落ち着かせる働き。
たんぱく質の代謝を助ける、大切な役割を持っています。 - ビタミンB7(ビオチン)
皮膚や髪を守り、体が健康に過ごすための力を作ります。
爪や髪の健康を保つ効果もあります。 - ビタミンB9(葉酸)
血を作り、妊娠中の女性に特に必要なビタミンです。
細胞を作ってくれたり、分裂したりと、体にとって必要な働きをしてくれています。 - ビタミンB12
血を作ったり、神経の健康を保つ役割。
赤血球の生成に必要で、貧血を防ぐ役割を持っています。
- ビタミンC
風邪予防、美肌効果。
免疫力を高めて、傷の早く治してくれます。
こんなにたくさんあるのね
水溶性ビタミンは、体に溜まりにくく、水分となって尿として排出されます。水に溶けやすい性質があるため、毎日の食事でこまめに摂取が大切です。
ビタミンの種類と働き、食べ物からの効率的な摂り方
キッコーマン株式会社より引用
ビタミンを簡単に摂取する方法
ビタミンは、野菜や果物など食事から補うのが一般的です。
わかりやすくお伝えしていきます。
野菜や果物でビタミンをたっぷり摂ろう
ビタミンは野菜や果物にたくさん含まれています。
たとえば、オレンジにはビタミンCが、にんじんにはビタミンAが豊富です。野菜や果物を食べると、さまざまなビタミンを摂取できます。
ビタミンを摂るのにおすすめの食べ物
【参考資料】食品の選び方
独立行政法人 環境再生保全機構より引用
野菜や果物はビタミンだけでなく、食物繊維や他のミネラルも含んでいます。そのため、健康維持に大きく役立ちます。
毎日の食事にこれらの食材を取り入れれば、自然とビタミンを摂取できます。
できるだけ普段から野菜を食べるようにしよう!
手軽な宅食サービスで栄養バランスアップ
忙しくて料理する時間がないときは、宅食サービスを利用するのも良い方法です。
宅食サービス?
宅食サービスは、栄養士が考えたメニューで、野菜やビタミンがしっかり摂れます。
特に一人暮らしの方や忙しい方には、栄養バランスが整った宅食サービスが便利です。
宅食は基本的にどのサービスも、バランスの取れた栄養を含む食事を提供しています。誰でも簡単にビタミンを摂取できるため、おすすめです。
宅食サービスのメリット
- 買い物や料理をしなくて済む
- 継続的に健康的な食生活ができる
- 栄養士が考えた栄養バランスの良い食事が食べられる
- ビタミンやミネラルが不足しないよう工夫されている
宅食を利用すれば、忙しくても簡単に栄養を摂れます!
献立を考えるストレスからも解放されるため、毎日の「めんどくさい」からも解放されます。
宅食サービスが気になる方は、ぜひこちらの記事も読んでみてください↓
【宅食サービスのおすすめランキング9選!】選ぶポイントも分かりやすく解説
おやつでも摂れる!おすすめのビタミン食品
野菜をずっと意識する自信がない…
ビタミンは、おやつでも摂ることが可能です。
たウエハースやビタミンチャージ系のお菓子なら、手軽に美味しく食べられるのでおすすめです。
かロリーメイトなどもエネルギーチャージに適しています。
おやつとしてビタミンを摂ると、毎日の小腹を満たしながら健康を意識できます。
ビタミンに関するよくある疑問
ビタミンの摂り方によっては、正しく摂取できない方法もあります。
ビタミンによくある疑問をみていきましょう。
サプリだけでビタミンは足りるの?
サプリを飲めば、野菜を食べなくてもいいの?
サプリメントでもビタミンは摂取できますが、それだけでは不十分です。できるだけ、食べ物からビタミンを摂る意識が大切です。
サプリメントはあくまで補助的なものであり、食事から摂るビタミンより効果が十分ではない可能性があります。
- 過剰摂取による副作用がある場合も
- 食事から摂れる他の栄養素が不足しがちになる
- ビタミンは食べ物から摂ったほうが吸収率が良い
栄養バランスを考えた食事を心がける意識が、最も健康的なビタミンの摂り方です。サプリは足りない分を補うための手段として活用し、基本は食事から摂る意識を心がけましょう。
参考資料
ビタミン剤の取りすぎはダメ!!
一般社団法人 大阪府病院薬剤師会
加熱するとビタミンがなくなるって本当?
ビタミンの中には加熱で減ってしまうものもあります。特に、ビタミンCは熱に弱く、最も減少しやすいビタミンです。
しかし、蒸し野菜にするなど工夫すればビタミンの減少を防げます。調理方法によって、ビタミンが無くなる量は変動します。
ビタミンを保つ工夫
- 生で食べる
- 調理後は「茹でる」よりも「炒める・揚げる」調理方法が保ちやすい
- 24時間冷蔵後は、「茹でる」調理方法が保ちやすい
調理法を変えると、ビタミンの吸収率を向上させられます。
No.146 調理の工夫とビタミンの吸収
田中消化器クリニック
毎日どのくらい摂ればいいの?
ビタミンの摂取量は、厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準(2025年版)」で示されています。
厚生労働省の資料ではページ数が多いため、田中消化器クリニックの「No.007 ビタミン・ミネラルの安全な摂取量について」の記事を参考にしていきます。
ビタミンの必要量は年齢によって異なりますが、バランスよく食事し、多くの栄養を摂る意識が大切です。
また、ビタミンを過剰摂取してしまうと、次のような症状が出る可能性もあるため、注意しましょう。
ビタミンをバランスよく摂る習慣で、体も心も元気に過ごせます。
ビタミンはどれか一つだけを多く摂るのではなく、全体のバランスが大事です。色々な食材を食べて、健康を保ちましょう。
日本人の食事摂取基準(2025年版)
厚生労働省より引用
No.007 ビタミン・ミネラルの安全な摂取量について
【まとめ】ビタミンは体にとって大切な栄養素!
ビタミンは、体を健康に保つために欠かせない栄養素です。
それぞれのビタミンには違う役割があり、体の成長や傷の回復・免疫力など、健康維持にも大きく関わっています。
ビタミンは体内でほとんど作られないため、毎日の食事を意識しましょう。
健康な体を保つためには、ビタミンの正しい知識を持ち、毎日の食事に活かしていくことが大切です。この記事で学んだ内容を意識して、日々の健康維持に役立ててください!
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